太陽が昇る時刻と沈む時刻が異なるのはなぜか
日の出と日の入りは、その場所の緯度・季節・経度によって変わります。夏に昼が長い理由、地軸の傾きが薄明に与える影響、計算された時刻の扱い方を解説します。
日の出と日の入りは、天文学の中でも最も予測しやすい出来事でありながら、同時に最も誤解されやすい出来事でもあります。「太陽は東から昇る」というのは正しいですが、正確に東から昇るのは年に2回だけです。それ以外の期間、日の出の方角は地平線に沿って少しずつ移動します。その移動の幅は、他のどんな要因よりも緯度によって決まります。
時刻を決める3つの要素
緯度。 極に近いほど、夏の日が長くなります。赤道では、一番長い日と一番短い日の差は約15分です。北緯60度では約5時間になります。北極圏では、夏に太陽がまったく沈まない日もあります。
季節。 季節は、太陽までの距離ではなく、地軸の傾きによってもたらされます。太陽までの距離は3%しか変化せず、昼の長さに与える影響はほとんど見えません。一方、23,4°の傾きははっきりとした違いを生みます。
経度。 経度が15°ずれると、現地時刻は丸1時間ずれます。そのため、カリーニングラードとモスクワの日の出の差は、緯度だけからわかる差よりも大きくなります。
時間の計算方法
計算は、選択した時点での太陽の地平線からの高度に基づいて行われます。標準的な日の出と日の入りは、太陽の円盤の中心が地平線を横切る瞬間、つまり大気差と太陽の半径を考慮した約−0,833°です。そのため、表によって数分の差が生じます。ある表は円盤の上端を基準にし、別の表は中心を基準にし、また別の表は地形の地平線を考慮します。
都市のページの表では、時刻はあなたのタイムゾーンではなく、その都市の地方太陽時で表示されています。
薄明
民用薄明とは、太陽が0°から−6°の間にある時間帯を指します。日はもう終わっていますが、景色はまだ見えます。海上薄明は−12°まで、航海薄明は−18°までです。緯度が高いほど夏の薄明は長く続きます。太陽が緩やかな軌道で沈み、低い位置に長く留まるためです。
知っておくべき理由
撮影や観測を計画している場合、あるいは単に散歩に適した時間を知りたい場合、薄明は日の出そのものよりも役に立ちます。また、高緯度の冬は「明るい時間」が短いため、用事の計画は日の出ではなく、朝の薄明の始まりに合わせるのがよいでしょう。
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