トロピカルとシデリアルの黄道十二宮:その違い
トロピカルとシデリアルの黄道十二宮の違いは起点にある:トロピカルは春分点から始まり季節に連動、シデリアルは不動の恒星から始まり約24°ずれている。例と表で解説。
トロピカルとシデリアルの黄道十二宮は、占星術における二大座標系である。同じ日付でも異なるサインが表示されるため、初心者はよく戸惑う。この違いと、どのシステムをいつ使うべきかを解説しよう。
原理的な違いとは
違いは黄道円の起点にある:
- トロピカル黄道十二宮は春分点——3月に太陽が天の赤道を横切る地点——から始まる。暦と季節に厳密に連動している。
- シデリアル黄道十二宮は不動の恒星(通常は天秤座の星であるスピカ)から始まる。暦ではなく星空に連動している。
歳差運動により、分点は星空上をゆっくりと移動する——およそ72年で1°。黄道十二宮の成立以降に蓄積したずれはおよそ24°に達する。このずれこそがアヤナムシャである。
なぜ同じ日付でサインが一致しないのか
4月10日生まれの日付を考えよう:
- トロピカルシステムでは、太陽は牡羊座にある(3月21日〜4月19日を占める)。
- シデリアルシステムでは、太陽は24°後ろへずれ、魚座となる。
同じ人が牡羊座にも魚座にもなりうる——これは誤りではなく、起点の違いである。
比較表
| パラメータ | トロピカル | シデリアル |
|---|---|---|
| 起点 | 分点 | 不動の恒星 |
| 季節との連動 | 完全 | なし |
| ずれ | 0 | ~24° |
| 何に依存するか | 季節と至点 | 星空 |
| 使用 | 西洋占星術 | ヴェーダ(インド)占星術 |
これは太陰暦にどう影響するか
月(ルナ)がサインにある位置も、システムの選択によって変わる。例えば、トロピカルシステムでの「月は牡牛座」という日が、シデリアルでは「月は牡羊座」になることがある。特定の伝統に従うなら、その伝統のシステムを一貫して使い続けよう:アプローチを混ぜるべきではない。そうしないと助言が互いに矛盾してしまう。
まとめ
トロピカル黄道十二宮は「これは何の季節か」という問いに答え、シデリアルは「これは星空のどこにあるか」という問いに答える。違いは起点にあり、歳差運動によって蓄積された。lunar.day では暦のページ上で直接システムを切り替え、選択した黄道十二宮で月を確認できる。
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